「お客様の希望を聞いているつもりなのに、仕上がったあとに少し反応が気になる」
「カットの技術には自信がついてきたけれど、カウンセリングになると何を聞けばよいのか迷ってしまう」
理容師として働く中で、このような悩みを感じた経験がある方もいるのではないでしょうか。
カウンセリングというと、話を盛り上げたり、お客様から希望のヘアスタイルを聞き出したりすることをイメージするかもしれません。
しかし私たちは、カウンセリングも理容師にとって大切な「技術」の一つだと考えています。
「短くしたい」という一言でも、どの程度まで短くしたいのか、朝のセットにどれくらい時間をかけられるのか、
仕事ではどの程度まで自由な髪型にできるのかによって、適したヘアスタイルは変わります。
言葉として表れている希望だけではなく、髪質や骨格、毛流れ、普段の過ごし方まで見ながら、その方が本当に求めているスタイルを一緒に考えていくことが大切です。
私たちヘアーサロンSIGEKIは、大田区・西蒲田で36年にわたり、地域のお客様と向き合ってきました。
今回は、理容師としてカウンセリング力を高めたい方に向けて、お客様の希望を技術や提案へつなげるための考え方をお伝えします。
理容師のカウンセリングは「希望を聞く」だけではありません
理容師のカウンセリングで最初に意識したいのは、お客様が話した言葉をそのまま施術内容に置き換えるのではなく、その言葉の背景まで考えてみることです。
たとえば、お客様から「短めにしてください」と言われた場合を考えてみましょう。
「短め」という言葉だけでは、耳を出すのか、襟足をどの程度残すのか、トップに長さを残すのか、セットしやすさを優先するのかなど、具体的な完成形までは分かりません。
そこで、「普段はどのようにセットされていますか」「前回の長さで扱いにくかったところはありませんでしたか」など、少しずつ質問を重ねながらイメージを共有していきます。
大切なのは、質問の数を増やすことではありません。
お客様の言葉を手掛かりに、「なぜこのスタイルを希望しているのだろう」と考えることが、カウンセリングの第一歩になります。
「どんな髪型にしたいですか?」だけで終わらせないことが大切です
お客様の中には、理想のヘアスタイルを明確に言葉にできる方もいれば、「何となくすっきりしたい」「今より扱いやすくしたい」といった感覚的な希望を持って来店される方もいます。
理容師側が専門用語を使って細かく質問しても、お客様自身が答えに迷ってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、言葉だけで答えを探すのではなく、現在の髪型や髪質、毛流れ、生え方なども見ながら一緒に整理していくことが大切です。
「ここが膨らみやすくありませんか」
「朝はワックスを使いますか」
「前髪は上げることが多いですか」
と具体的に確認すると、お客様自身も希望を伝えやすくなります。
写真を見ながら確認する場合も、写真とまったく同じ形にすることだけを目的にするのではなく、どの部分を気に入っているのかまで確認してみましょう。
シルエットが好きなのか、前髪の雰囲気なのか、サイドのすっきり感なのかによって、施術で大切にするポイントも変わってきます。
カウンセリングのコツは「髪型」だけでなくその人を見ること
カウンセリングで希望するヘアスタイルを確認できても、それだけですぐに施術方法が決まるとは限りません。
同じヘアスタイルを希望していても、髪質や毛量、骨格、生え方は一人ひとり異なるためです。
写真ではきれいに収まっているスタイルでも、毛流れが違えば同じ長さに切っただけでは収まり方が変わることがあります。
骨格によっても、ボリュームを残した方がバランスを取りやすい部分と、反対に締めた方がすっきり見える部分が変わってくるでしょう。
だからこそ、カウンセリングとカット技術を別々に考えないことが重要です。
お客様から聞いた希望と、理容師として実際に確認した髪の状態を組み合わせ、「この方の場合はどうするか」を考えていきます。
ライフスタイルまで分かると提案の幅が広がります
もう一つ、私たちが大切にしているのが、お客様がサロンを出たあとの生活を想像することです。
サロンで理容師がセットした瞬間だけ格好よくても、翌朝から自分で扱いにくければ、その方に本当に合ったヘアスタイルとは言い切れません。
毎朝しっかりスタイリングする方もいれば、できるだけ短時間で身支度を済ませたい方もいます。
仕事上の理由で派手なスタイルにできない方もいれば、休日には少し雰囲気を変えて楽しみたい方もいるでしょう。
そのため、「普段どのくらいセットしますか」「仕事の日はどのような髪型にしていますか」といった質問も、デザインを考えるための大切な情報になります。
カウンセリングで生活まで細かく聞き出すことが目的なのではなく、ヘアスタイルを毎日の中で無理なく楽しんでもらうために、必要な情報を確認していくという考え方です。
「できない」と伝える前に代わりの方法を考える
希望するヘアスタイルと髪質や骨格との相性によっては、そのまま再現することが難しい場合もあります。
このような場面でも、理容師の提案力が問われます。
単純に「この髪型はできません」と終わらせるのではなく、「この部分は活かしながら、こちらを少し変えると似た雰囲気にできます」といったように、できる方法を一緒に考えることが大切です。
流行しているヘアスタイルをそのまま当てはめるのではなく、その人に自然にフィットする形へ変換する。
そのためには、カットやパーマなどの技術だけでなく、カウンセリングによって得た情報を施術へつなげる力も必要になります。
カウンセリング力を伸ばすには技術を「理由」から学べる環境も大切です
カウンセリング力を高めようとすると、「もっと話し方を勉強しなければ」と考える方もいるかもしれません。
もちろん、お客様が話しやすい雰囲気をつくったり、分かりやすい言葉で質問したりすることは大切です。
しかし私たちは、カウンセリング力を高めるためには、カットをはじめとした技術への理解も欠かせないと考えています。
お客様から「横が膨らみやすい」「朝になるとここが跳ねる」と相談されたとき、その原因を技術的に考えられなければ、具体的な提案につなげることは難しくなります。
髪質なのか、毛流れなのか、生え方なのか、現在の長さなのか。
状態を見ながら原因を考え、その理由に合わせて施術を組み立てる力があれば、カウンセリングで聞く内容も自然と変わってきます。
つまり、カウンセリングと技術は別々に伸ばすものではなく、お互いにつながりながら深まっていくものなのです。
SIGEKIでは「なぜそうするのか」まで考えることを大切にしています
私たちSIGEKIでは、技術を感覚だけで覚えるのではなく、基礎から整理して学べるように技術指導マニュアルを用意しています。
カット・シェービング・シャンプーなどの動作を細かく分けながら、一つひとつの技術を確認していくため、経験のある方もブランクがある方も現在の技術レベルに合わせて取り組めます。
大切にしているのは、「こう切れば完成する」と形だけを覚えることではありません。
なぜこの部分を短くするのか、なぜここに長さを残すのか、それによってシルエットや扱いやすさがどう変わるのかまで考えながら、技術を身につけていきます。
理由が分かれば、お客様から相談を受けたときにも、自分の中にある技術と結びつけながら提案しやすくなります。
さまざまなお客様と向き合う経験も成長につながります
カウンセリングは、マニュアルを読んだだけですべて身につくものではありません。
お客様によって髪質も骨格も希望するスタイルも違うからこそ、実際のサロンワークの中で一人ひとりと向き合う経験が重要になります。
SIGEKIは大田区・西蒲田で36年にわたり営業を続け、地域のお客様との関係を築いてきました。
新規のお客様や若い世代のお客様にもご来店いただいており、トレンドを取り入れたメンズスタイルに触れる機会もあります。
フェードやパーマなどの流行を知るだけではなく、「このお客様ならどう取り入れるか」を考える。
その積み重ねによって、技術とカウンセリングの両方で自分の引き出しを増やしていけると、私たちは考えています。
まとめ|カウンセリングも理容師として成長できる大切な技術です
理容師のカウンセリングで大切なのは、お客様から希望のヘアスタイルを聞いて終わることではありません。
何に悩んでいるのか、どのような雰囲気になりたいのか、普段どのように髪を扱っているのかを確認しながら、髪質・骨格・毛流れなども踏まえて施術へつなげていくことが重要です。
最初からすべてを上手に聞き出せなくても、焦る必要はありません。
「なぜこの質問をするのか」「聞いた内容をどの技術につなげるのか」と一つずつ考えながら経験を重ねることで、カウンセリングの内容も少しずつ深くなっていきます。
SIGEKIでは、技術をただ見て覚えるのではなく、基礎と理論を確認しながら「なぜそうするのか」を理解することを大切にしています。
流行のヘアスタイルも、そのまま再現するのではなく、お客様一人ひとりの髪質や骨格、ライフスタイルに合わせて自然にフィットさせることを目指しています。
「カットはできるようになってきたけれど、提案にはまだ自信がない」
「もっとお客様の希望を理解できる理容師になりたい」
「技術だけでなく、理容師としてもう一段階成長したい」
そんな気持ちを持っている方にとって、今の課題はこれから伸ばせる技術の一つかもしれません。
私たちは大田区・西蒲田で、理容師としてさらに成長したい方を募集しています。
ブランクがある方も、今までの経験や現在の技術を確認しながら段階的に学んでいただけますので、蒲田をはじめ、品川・川崎・鶴見・目黒など周辺エリアで
新しい職場を探している方も、まずは見学や相談から私たちの仕事を知ってください。
蒲田|Hair Salon SIGEKIについて
大田区蒲田にある理容室Hair Salon SIGEKIは、
一人ひとりの成長ペースを尊重しながら、
技術と本気で向き合える環境づくりを大切にしています。
日々の仕事をこなすだけで終わらず、
その先も通用する力を身につけたい方にとって、
技術の土台から見直せる職場です。
SIGEKIの強み①:骨格と毛流れを読むカット技術
Hair Salon SIGEKIでは、
レディースカットとドライカット技術を学んでいるからこそ、
長さを整えるだけではないカットを大切にしています。
骨格や毛流れ、生え方を見ながら、
扱いやすさや再現性まで考えて切る。
その考え方を、理論とともに身につけていける環境です。
SIGEKIの強み②:なぜそう切るのかを学べる教育
なぜそう切るのかをドライカット理論で説明できるので、自信のあるカットが身に付きます。
Hair Salon SIGEKIでは、感覚に頼らない技術を大切にしています。
そうして理解しながら技術を深めることで、
再現性のあるカットや自信のある提案につながっていきます。
SIGEKIの強み③:トレンド技術も着実に身につく
基礎だけでなく、今の理容業界で求められる技術もしっかり学べます。
流行のパーマスタイルや、精度の高いフェードカットについても、
日々の仕事の中で着実に身につけていける環境です。
技術レベルを一段階上げたい方へ
なんとなく切る毎日から抜け出したい。
自分の技術にもっと理由と再現性を持たせたい。
そんな思いを持つ理容師さんにとって、
Hair Salon SIGEKIは技術レベルを一段階引き上げるきっかけになれる職場です。
技術だけでなく、人としての成長やキャリア形成にも目を向けながら、
自信を持って働ける力を育てていけます。
働きやすさと成長を両立できる環境
駅近で通いやすく、安心して働ける環境の中で、
一生モノの「計算された技術」を身につけられる職場です。
自分の技術を感覚のままで終わらせたくない方へ。
Hair Salon SIGEKIで、
理論に裏打ちされた一段上の技術を身につけてみませんか?
まずは見学やご相談からでも歓迎しています!
【現在募集中の求人】
✂メンズヘアサロンの理容師スタッフ×業務委託×大田区
✂メンズヘアサロンの理容師スタッフ×正社員×大田区
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【Q&A】
理容師のカウンセリングでは何を聞けばよいですか?
希望する髪型だけでなく、現在困っていることや普段のセット方法、仕事での髪型の制約などを確認すると、その方に合った提案につなげやすくなります。
カウンセリングでお客様の希望をうまく聞き出せません
一度にすべてを聞こうとせず、「どこが気になりますか」「普段はセットしますか」など、答えやすい質問から少しずつ希望を整理してみましょう。
希望されたヘアスタイルが髪質に合わない場合はどうしますか?
できないと伝えるだけではなく、希望している雰囲気を確認したうえで、髪質や骨格に合わせて近づけられる方法を考えることが大切です。
ブランクがあってもカウンセリングを学び直せますか?
はい。SIGEKIでは現在の経験や技術を確認しながら、必要な部分を段階的に見直していく考え方を大切にしています。
SIGEKIでは技術と接客の両方を学べますか?
私たちは技術だけを切り離して考えず、お客様の希望を理解し、その方に合わせた施術を考えることまで含めて理容師の仕事として大切にしています。
